越中から富山へ - 高井進

越中から富山へ

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越中から富山へ : 地域生活論の視点から 高井進 著. 日満産業大博覧会(にちまんさんぎょうだいはくらんかい)は、1936年(昭和11年)4月15日から6月8日までの55日間、富山県 富山市で開催された博覧会である。富山市の神通川廃川埋立地(現在の富山県庁舎周辺)で開催された。略称は「日満博」。. 4: 森田日記と明治維新: 高井進編: 富山県郷土史会: 1994. See full list on bonodori. 3: 目で見る富山市の100年-郷土出版社: 1993. 高井進著 新湊市教育委員会 1989.

山川出版社, 1998. それでは、踊りの芸能としての「おわら風の盆」の歴史について考えてみましょう。 まず中世には、越中八尾が「都市的な場所」であり、近世に浄土真宗地帯になる以前に、時衆・一向宗などの踊り念仏にかかわる信仰集団の影響があったことが第一に想起されます。 「おわら風の盆」の拠点である聞名寺に残る「融通念仏縁起」は、念仏信仰集団の一種である「融通念仏」の遺物として、中世の八尾地域の念仏信仰の性格を示していると考えられます。こうした踊り念仏系の集団により、最初の踊りのタネが播かれた可能性があります。 町の言い伝えとしては、元禄15年(1702)の「町人パレード説」が有名です。当時土地の草分けの商家が所有していた「町建て」の重要文書が役人から返還された祝いに、三日間町民が歌い踊りながら町を練り歩いたのが起源で、これが町の名刹聞名寺における盂蘭盆行事となり、さらに風の盆にうつったというものです。 行事の意味合いが今ひとつ明確ではありませんが、当時は全国的に盆踊りが勃興した時期であったこと、また町家が早くから踊り芸能の重要な担い手であったことなどを考えると、有力町人層が初期の盆踊り開始にかかわったことを示す言い伝えとして、十分検討する必要があります。 これらは町方起源の踊り起源説と言えますが、もう一つ注目されるのは、先ほどの「風鎮め」に関わる村方の起源です。八朔における風鎮めの祭りは、町内大長谷のフカン堂(不吹堂)などで行われ、蓑をつけた人たちの道練り(行進型の踊り)が見られたという話があります。これが豊作祈願の念仏芸能であったとすると、町方とはまた別の有力な踊り芸能の起源があったことになりそうです。. お盆を過ぎた八朔の時期に踊る風習は、長野県、和歌山県など全国のいくつかの土地で見られます。 盆踊りの延長ないし最終日として「踊り納め」などの名前で踊る地方もありますが、「風鎮め」「風祭り」などの位置づけで踊るところもあるようです。「風の盆」が9月に踊られるのは特徴的ですが、決して孤立した民俗ではないのです。 なお、「旅と伝説」盆行事号によると、富山県滑川地方では戦前のある時期までは盆の13日~15日には踊りはなく、18日から「風の盆」と称して盛んに踊られたという説を紹介しています。これは「風の盆」名称の分布として興味深い情報ですが、もう一つ「富山県」という点に着目すると、浄土真宗の影響による踊り時期の移行という仮説が考えられます。 越中(富山県)は浄土真宗の力が強い中部地方のいわゆる「真宗地帯」の中でも代表的な地域ですが、同宗は「雑行雑修」を厳しく排したため、真宗地帯では民俗芸能や民間信仰への参加が厳しく制限されました。「盆踊り」というのは、成仏したはずの祖霊が戻るという仏説に反する芸能であるため、真宗では当然抑圧します。この取り締まりの目を逃れるため、この地域の民衆があえて13日~15日のお盆の中心時期を避け、まったく異なる芸能という擬装をして盆踊りを踊り続けた、と考えられるのですが、いかがでしょうか。 おわら風の盆(富山県八尾市). 高井 進 単行本 ¥2,200. 9: とやま近代化ものがたり: 富山近代史研究会 編著: 北日本新聞社: 1996. 「おわら風の盆」の歴史について、無視できない有力な仮設があります。それは、越中八尾に花開いた生糸産業が「おわら風の盆」を育てた、という産業史の視点です。 江戸末期から明治にかけて、越中八尾は生糸繭の名産地として全国的に有名でした。こうした産業の活発化による町方文化の発達が、「おわら」を花開かせたと考えられています。 実は製糸産業は、「風」とたいへん深く関わる産業です。 全国の生糸産地の多くは、強い風が吹く場所であるという共通点があります。これは、カイコを育てる蚕室を快適な環境に保つため、蚕室を風通しのよい状態に必要があったためです。また養蚕を妨げる桑の害虫を、強風が吹き飛ばしてくれたのです。風は、稲作農業にとっては困りものであったとしても、養蚕業にとってはなくてはならぬものだったのです。 生糸産業の存在は、「おわら風の盆」の開催時期問題についても説得力のある説明を与えます。 養蚕地域では繁忙期がお盆と重なるため、お盆の時期を前後にずらすといった柔軟な対応が全国的に見られました。風の盆は、こうした産業上の理由で「八朔にずらされた盆」としての性格をもつとも考えられるのです。 「おわら」と生糸の関係はまだあります。 八尾で育った「おわら節」は、その後生糸生産を通じて他の地域にまで広がっていきました。たとえば隣接する長野県岡谷(明治期は平野村)はたくさんの製糸工場がある日本一の製糸の町でした。明治期には越中八尾からもたくさんの女工たちが岡谷へ働きに行き、きびしい労働にたずさわったのですが、 かつて近世初期には、風害をおそれた稲作農民達による「風鎮め」の念仏踊りが踊られ、近世後期から明治にかけては、「風」のおかげで盛んになった生糸産業の町人たちが「おわら」文化を開花させた・・・。 生糸に着目すると、こんな「おわら風の盆」のもう一つの歴史を描くことができそうです。. 越中から富山へ 地域生活論の視点から 高井進 著 1999年2刷 山川出版社.

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富山駅 - 越中八尾駅 - 猪谷駅間で臨時 快速列車が昼から深夜まで多数(年は29往復)設定される。 おわら風の盆の本祭最終日以外の日(1日 - 2日)は、夕方に 特急 「 ひだ 」の一部列車で 高山駅 → 越中八尾駅間の延長運転や、深夜に越中八尾駅 → 高山. 越中から富山へ : 地域生活論の視点から フォーマット: 図書 責任表示: 高井進著 言語: 日本語 出版情報: 東京 : 山川出版社, 1998. 越中から富山へ : 地域生活論の視点から: 高井進 著: 山川出版社: 1998. 越中から富山へ 高井進 山川出版 平成十年 高岡詩話 津島北渓 越中の人物 奥田淳爾・米田寛 巧言出版 昭和五十三年 越中の文学と風土 廣瀬誠 平成十年 冨山の文学碑と昔ばなし 森清松 昭和五十八年 大伴家持と越中万葉の世界 高岡市 雄山閣 昭和五十九年. 9 形態: vi, 234, 3p ; 20cm 著者名: 高井, 進(1931-) 書誌ID: BA3817968X ISBN:. Pontaポイント使えます! | 越中から富山へ 地域生活論の視点から | 高井進 | 発売国:日本 | 書籍 || HMV&BOOKS online 支払い方法、配送方法もいろいろ選べ、非常に便利です!.

越中から富山へ 地域生活論の視点から 富山県近代史の第一線の研究者である著者が、これまでの業績をわかりやすく集大成。越中と呼ばれた江戸時代から富山県の成立、そして太平洋戦争までを地域生活論の視点から概論する。. 「風の盆」の名前には、越中・八尾の地理風土が深く込められています。 越中八尾は、地形的に強い風の吹く町です。 立山連峰を越えて日本海から吹く風は「ダシ」とよばれ、地域の植生や稲作業にさまざまな弊害をもたらしました。このため、富山の山間の地方では、風神を祀り風よけを祈願する「風の宮」などのお宮や祠が建てられました。 「風の盆」が踊られる新暦9月1日という時期は、この「風」と深くかかわります。 9月1日は、もともと旧暦の八月朔日(ついたち)に由来する日程です。この時期がちょうど台風のシーズンと重なるため、昔から農業の暦では旧暦八月朔日の時期には「八朔」(はっさく)、「二百十日」(にひゃくとおか)など特別な名前が与えられ、全国的に風の厄日とされていました。「おわら風の盆」は、この風を鎮めることを祈る踊りとされているのです。 ところで9月なのに「盆」というのはなぜでしょうか。 八尾町おわら資料館のガイドの方のご説明によると、かつて「盆」という言葉は旧暦7月15日のいわゆる「盂蘭盆会」だけではなく、何らかの節目の日一般を表すという使い方があり、これが八朔にも用いられるようになったのではないかとのことです。 「風の盆」という名称は、こうした季節の節目と自然にかかわる言葉として生まれたと考えられます。 「おわら節」について 次に、歌の面から「おわら風の盆」の歴史を探ってみましょう。 「おわら風の盆」で歌われるのは有名な「おわら節」ですが、この起源についていくつかの説が立てられています。「おわらひ」という言葉を歌の中にはさんだので、「大笑」の歌であるという説、豊作祈願の「大藁節」の略語からきたという説などが有名です。 民謡研究の立場からは、おわら節は「ハイヤ節」系の歌であり、日本海を中心に海のルートで広まってきたものと考えられています。 囃子詞(はやしことば)の分布に着目した佐藤文夫氏の研究から抜粋してみると、 ・キタサノサーアー ドッコイサノサッサ (富山・越中おわら節) ・キッタカサッサ トコ ドッコイ ドッコイ ドッコイナ (秋田・秋田音頭→西馬音内盆踊り等) ・キタサノサー コラサノサー ドッコイショ (秋田・生保内節) など、たいへん類似したかけ声系の囃子詞が日本海に沿って分布している様子がうかがわれます(「民謡の心とことば」佐藤文夫)。 「オワラ」という囃子詞に着. 中印国境紛争、両軍が越冬施設 協議進まず対立長期化 中国・台湾 南西ア・オセアニア /12/15 19:30 情報元 越中から富山へ 高井進 山川出版 平成十年 高岡詩話 津島北渓 越中の人物 奥田淳爾・米田寛 巧言出版 昭和五十三年 越中の文学と風土 廣瀬誠 平成十年 冨山の文学碑と昔ばなし 森清松 昭和五十八年.

同年6月には、越中守に任じられ、8月に着任してから、天平勝宝3年(751)7月に少納言となって帰京するまでの5年間、越中国に在任しました。 着任の翌月にはたった一人の弟書持(ふみもち)と死別するなどの悲運にあいますが、家持は国守としての任を. 471-1:万葉ゆかりの地、富山から“越中万葉”の魅力を全国に発信! 『万葉集』の代表的な歌人・大伴家持が越中国守として5年間赴任し、223首の歌を詠んだ万葉ゆかりの地、富山県。. 越中・富山は日本海文化圏の中核である。明治維新以降、西欧化、近代化の大波は太平洋岸により高く打寄せ、開発を促進したため、日本海地域は一時、「裏日本」とよばれて停滞を余儀なくされた。本書は、加賀藩時代の藩政や町衆・農民の動向から明治維新による富山県の成立までの歴史の. 12) 米騒動 (こめそうどう)は、1918年(大正7年)7~9月、米価の暴騰で生活難に苦しむ大衆が、米の安売りを要求し、米屋、富豪邸、警察を襲撃した事件です。. 越中から富山へ 高井進 山川出版 平成十年 高岡詩話 津島北渓 越中の人物 奥田淳爾・米田寛 巧言出版 昭和五十三年 越中の文学と風土 廣瀬誠 平成十年 冨山の文学碑と昔ばなし 森清松 昭和五十八年. 富山と言えば、立山(日本三名山)と雷鳥、富山湾のアマエビ、ホタルイカと埋没林(海底化石林)、富山の売薬(配置家庭薬、先用後利)と反魂胆(腹痛薬)など思い浮かべます。 そこで、改めて、富山(越中)県名の由来、氷河の発見(立山山麓)などについて調べてみました。 富山. 越中から富山へ(一般書)/高井進のご購入は、山川出版社公式サイトで。「歴史書・教科書・学習参考書の山川」として.

『越中から富山へ―地域生活論の視点から』や『越中の明治維新 (1984年) (桂新書)』や『明治期農民生活の地域的研究 (1978年)』など高井進の全5作品から、ブクログユーザの間で人気の作品がチェックできます。. 11 新湊市民文庫 / 新湊市教育委員会編集 1. 家持が富山の風土をどのように見つめ、何に感動したのか ─。 天平18年(746)、国守として越中に赴いた大伴家持。 都から遠くはなれた地で、家持のまなざしは厳しくも雄大な自然にとらえられ、歌人として大きな成長をとげていきました。.

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